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仏法僧について

先日、宇野さんから「仏法僧の情報を」とHPmailをいただき、これを始めました。

目 次
ブッポウソウが今年も鳴いた2000/06/29
ブッポウソウが鳳来寺山で鳴いた1999/06/23
声のブッポウソウと姿のブッポウソウについて
コノハズク(フクロウ目フクロウ科)
ブッポウソウ(ブッポウソウ目ブッポウソウ科)
「仏法僧は、本当にブッポウソーと鳴くのか」と「仏法僧騒動」
愛知県のHPで「仏法僧」をみる
各地のHPで「仏法僧」をみる


ブッポウソウ(コノハズク)が今年も鳳来寺山で鳴いた2000/06/29
中日新聞で知ったわけですが
今年も鳳来寺山で「仏法僧」が鳴いたそうです。
今年は、住民も鳴き声を聞いたそうです。 (中日新聞より)
鳳来町門谷には、”ブッポウソウ(コノハズク)”を呼び戻そうという
壮大な計画?をもって活動しておられる「門谷二十一世紀委員会」
という組織があります。
6月中、門谷の「観来館(みにこんかん)」で、「門谷二十一世紀委員会」の
活動の一部が展示してあります。
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ブッポウソウが鳳来寺山で鳴いた1999/06/23
15年ぶりに鳳来寺山で「仏法僧」が鳴いた。
鳳来寺山自然科学博物館の加藤学芸員が5月13日から15日までの3日間、午後7時すぎから深夜にかけて、山頂付近で鳴き続けたのを確認したそうです。
鳳来寺山では、1984年(昭和59年)以来久しぶりとのことです。
地元はじめ関係のみなさんの環境整備のご努力の成果でしょうか。
(中日新聞より)
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声のブッポウソウと姿のブッポウソウについて
きれいな声で「ブッポーソー」と鳴くのは、「コノハズク」です
「仏法僧」という鳥もいますが、この鳥の鳴き声は、
ゲッゲッゲッとかギュギュと聞こえる声であまり良くないようです
鳳来寺山で有名な仏法僧は、「コノハズク」のことですね

昔は、よくわからなかったので、「仏法僧」という鳥が
「ブッポーソー」と鳴くと思われていたそうです
詳しくは、別項で見て行きます
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コノハズク(フクロウ目フクロウ科)

この写真は愛知県のHPのものです。
http://www.pref.aichi.jp/kouho/feeling/konohazuku/kono_3.gif
きわめて小さなミミズク。
声のブッポウソウとしてよく知られる。
翼長13〜15cm、頭に耳状の羽毛があり、指には羽毛がない。
ふつう体の地色は灰色でかっ色の細かい虫食い様の斑紋がある。
4月ころ渡来し、山地の針葉樹林に住み、5〜6月に木のほら穴の中に4〜5卵を生む。
食物は甲虫、ガ、バッタなどのこん虫。
夕暮れから活動を始め、ブッポーソーと鳴く。
この声は、古くからブッポウソウ(仏法僧)の鳴き声と思われていたが、1935年6月にコノハズクの鳴き声であることが確認された。 愛知県鳳来寺山、和歌山県高野山などは、本種の生息地としてよく知られる。
4〜8月まで鳴き、10月ころ南方に渡去する。 (世界大百科事典、平凡社)

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ブッポウソウ(ブッポウソウ目ブッポウソウ科)


この写真は愛知県のHPのものです。
http://www.pref.aichi.jp/kouho/feeling/konohazuku/kono_2.gif
鳩くらいの鳥。
背面と腹は青緑色、頭は藍黒色、翼や尾は黒っぽい青色をしており、くちばし、足は赤色とたいへんカラフルな鳥。 しかも翼には大きな青白色斑がある。
ゲッゲッゲッとかギュギュと聞こえる声でなく。
日本には夏鳥として5月ころ本州、四国、九州に渡来・繁殖し、9月ころマライ諸島、インドなどに渡去する。
(「原色・野鳥」柳澤紀夫著、家の光協会および世界大百科事典、平凡社)

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「仏法僧は、本当にブッポウソーと鳴くのか」と「仏法僧騒動」
昭和10年、名古屋放送局が鳳来寺山で鳴く仏法僧の生中継に成功。
日本で初めて、ラジオ電波で全国放送した。
そのころまでは、「ブッポウソウ」という名の鳥 (学名上の「仏法僧」、その後「姿の仏法僧」といわれている)
が、ブポーソーと鳴くことになっていたが、これに異論を唱える人もいて、 この放送を機に「仏法僧は、本当にブッポウソーと鳴くのか」と「仏法僧騒動」が起こった。
ラジオ放送の後、鳥類学者の黒田長礼や中村幸雄氏らが、ブッポーソーと鳴く鳥は 「コノハズク」であると断定し発表した。
その後、昭和12年の3回目のラジオ放送のころ、仏法僧論議は、次第に「仏法僧コノハズク説」 が主流を占めるようになり、コノハズクは「声の仏法僧」、従来(学問上の)のブッポウソウは 「姿の仏法僧」として統一されていった。

昭和40年に、「愛知県の鳥」に指定された。
昭和49年に、NHKが、「仏法僧40周年記念放送」を実施。

(「鳳来町物語」加藤淳話/山崎祐一著、鳳来堂を参考にした。)
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愛知県のHPで「仏法僧」をみる
この愛知県のHPでは、声のブッポウソウと姿のブッポウソウの、写真と鳴き声が、区別してみられます。
愛知県のHPの「仏法僧」へ
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鳳来寺山自然科学博物館のHP(1998/12月開設)

各地ののHPで「仏法僧」をみる
Suntoryのコノハズク
Suntoryのブッポウソウ

岐阜県のコノハズク
岐阜県のブッポウソウ

豊橋総合動植物公園のコノハズク

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